昆虫

2019年04月01日

初蛾探索


 今週水曜日の夜、そろそろ良い頃合いだろうと思ったので、夜の蛾探索に行った。高速道路を通ってSA2か所とローソン1か所をめぐる、僕の定番コースである。所要時間はだいたい2時間。

10時、「ちょっといってくるわ」と出発。最初のSAを目指した。

 

 SAに着いて車を降りる間もなく、前方の路面にぱたぱたと羽ばたく黒い影が。思わず「おったー!」と叫んでしまう。あたふたと車を降りて近づいてみると、いましたよ、オオシモフリスズメ。いつ見ても、何度見ても、ほれぼれするような蛾である。

時期的にも出たばかり。新鮮な♂であった。その威容は、例えるなら巨大な旅客機であろうか。静止しているときに腹端をぴんと上げるのは、オオシモフリスズメの特徴である。

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 最初のSAでは、このオオシモフリ君以外にはさしたる成果もなく、次のSAを目指す。

 

 15分ばかり走って第二のSAに到着。ゆるゆると歩きながら、橙色の光を放つ街路灯を一つずつ見て回る。マイコトラガがたくさん来ている。その数は20頭以上。♂も♀も混じっている。おそらく1週間以上前から、出現していたのだろう。そしてここでも、オオシモフリスズメ♂に出会うことができた。

 

 写真を撮っていると、どこかのおじさんが「何してるんや」と声をかけてきたので、「蛾を撮っている」と応えると、「痒くなるやろう」とひとこと。いえいえ痒くはなりませんよと応えつつ、シャッターを切る。世間では「蛾はすべて毒があって、さわると痒くなる」と思われている。こんなにかわいいのにねぇ。

 

 ここではイボタガには会えなかったので、SAを後にして最終地点のローソンを目指した。大きな川のほとりにあるこの店は、対岸の山からたくさんイボタガが飛んでくる良いポイントなのだ。しかし最近は店内の照明がLEDになったので、虫の飛来はぐっと少なくなった。

 

 虫たちにとっては祝着なことだけれど、虫屋にとってはちょっと複雑である。

 

 まず店に入って、のど飴などを購入。何も買わずに、深夜店のまわりをうろうろしてたら、不審者だからね。飴をポケットに入れて、「ちょっと休憩してますよ」という風を装いつつ、店の周囲を見て回ると、いましたよ。ちょっと小さめだが新鮮そのもののイボタガの♂が、店の横の地面にしずかにとまっていた。

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 う~んこの波文様。いつ見てもほれぼれするデザインである。イボタガの幼虫を飼育したくて、何年も♀を探しているが、なかなか採ることができないでいる。今年はなんとかゲットしたいなぁ。

 

 ということで、この日の蛾探索行はおしまいとなった。できたらオオシモフリとイボタガの♀を採りたい。暖かい夜に、もう一度チャレンジしてみよう。




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