2022年05月

2022年05月01日

今日はウスイロヒョウモンモドキ保全施設の補修

 今日は兵庫県但馬の高原で、ウスイロヒョウモンモドキ保全施設の補修作業。寒気が入って曇天の日曜日だったが、朝10時、メンバー7人が集合して、元気に登山開始。「兵庫ウスイロヒョウモンモドキを守る会」が保全活動を始めてから、もう20年になる。あの頃は僕も40台で、今よりもずいぶん元気だったと思う。 
IMG_0005登山
 
 道具を担いで山を登る。この冬は雪が多かったので、まだ沢沿いにはかなりの雪が残っている。フウフウ言いながら、ようやく山の尾根にある保護エリアに到着。雪の重みや烈風で折れたポール、切れてしまったワイヤーなどを修復しなくてはならない。
 
IMG_0008作業

 
IMG_0009作業

 もうみんな慣れたもの。いちいち打ち合わせしなくても、阿吽の呼吸で分担が決まり、次々に手分けしながら修復を始める。ここは5,000㎡ぐらいある区画で、修復は大変だが、区画内の植生は鹿害から回復しつつある。ほとんど消えてしまっていた夏の花が、戻ってきているのだ。夏にここを訪れた方は、ぜひ立ち寄ってみてほしい。中は自由に入っていただけるようになっている。
 
IMG_0015出入り口


 ポールの間には、ワイヤーメッシュしかないように見えるが、実は上の部分には針金の横線・縦線が張り巡らされている。これでかなり、鹿害が防げるのだ。
 
IMG_0006保全区域

 
昼食休憩をはさんでどんどん修理が進み、もう少しで完了という午後2時になって、突然、黒雲が湧き立ち、驟雨がやってきたのでやむを得ず作業を終えて下山することになった。続きはまたの機会にしよう。
IMG_0018

 氷ノ山もあっという間に見えなくなる。少し寒かったが、久しぶりに訪れた生息地で、仲間との作業を満喫できた一日であった。
 




 


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